ある日の授業記録~多角形の内角の和~
5年生は、図形の合同と角度
の学習をしています。
今日は、その性質を使って、
少し変わった形の角度を考えます。
黒板の一番左。
水色と黄色の三角形を合わせてできた形の
内角の和は何度になるのでしょうか?
みんなにたずねると、はじめは
「360度!」という声が多くありました。
なんで?
とたずねると、
「180 × 2 = 360」
つまり、
三角形2つ分ということです。
別の人は、
「△をもうひとつほしい!もう一つあったら、長方形になる!」
その考え方なら
▢ - △ = 180
となり、すっきりして、なんだかいけそうです。
でも、
切り取った残りの形の中に、
すでに直角が2つで180・・・・・・
う~ん、うまくいきませんね・・・・
みんながちょっとこまっていたので、
「これ何角形?」
と尋ねると、
「・・・・・5角形 ??」
という声があったので、みんなで確かめます。
見慣れない形ではありますが、
たしかに5角形です。
すると、ある子が
「あ!新しい角を見つけた!!」
と、いままで数えていなかった新しい角「180度」を
見つけました。
他にも、
「補助線を引けば、三角形に分けられるやん!」
と発見する人も現れました。
ず~っと考え続けたり、
友達と考えを交流していくことで、
新しい発見や
方法が生み出されます。
どうしても急いでしまいがちになる日々ですが、
そんな子どもたちの
「ひらめいた!」
も大切にしていきたいです。