ある日の授業記録~5年 直径と円周の関係~
「直径1mの円周の長さは、本当に、
1m × 3.14 = 3.14m
なのか?
小学生ならだれもが通る「円周率」。
3.14・・・・・・・ と無限に続く無理数に、誰もが「なんできっちりいかないんだ?」
と首をかしげたことでしょう。
計算上ではたくさん求めますが、実際に描いてみるとどうなのでしょうか?
実際に挑戦したクラスを取材しました。
準備物は、「できるだけ正確な、直径1mの円を描けるもの」を、自分たちで用意しました。
いろいろなものを準備して描いていくのですが、コンパスの代わりになるような都合のいいものはなかなか存在しません。
各グループであれこれ考えながら円を描きます。
円周の長さは、距離測定器を用いて計測していきました。
自分たちで考えた円は、
かなり「円に近い」ものから、「う~ん・・・」のものまでありましが、
3.14mにどれだけ近いかを測ります。
あれ?これって、半径が1m・・・・・・
教室でも、直径が円周の3.14倍になっているのかのかを、身近なものでも検証できるかチャレンジしました。
直径を測り、円周を測り、公式に当てはめて電卓で計算しました。
「先生、ならへんで~!2.8や!」
「きっちりは無理かな?」
「もうそれ四捨五入したほうがいいんちゃう?」
活動を通して、様々な意見を交わしたり、今まで学んだ知識を使って考えました
円周率は、割り切ることができない数=無理数です。
小数点以下が、循環することもなく、永遠に数字が続いていきます。
どこまでわかっているのでしょうか?
調べたところ、2016年時点で
小数点以下、22兆ケタ
までわかっているそうですよ!